日経が報じたところによれば、三菱商事を中心とするコンソーシアムが、千葉県と秋田県で計画していた洋上風力発電プロジェクト(合計1.76GW)からの撤退を検討しているという。理由は採算性の不足。これらは2028〜2030年の稼働を目指していたが、プロジェクト全体が見直し対象になっている。三菱商事は公式には「現時点では検討中」としつつ、進行中の計画であるとコメントしている。日本政府が掲げる2030年10GW、2040年45GWの洋上風力目標には影を落としかねない動きで、グローバルで高騰する建設・資材コストの影響が背景にある。
再生可能エネルギーへの期待が高まる一方で、現実的な採算性が追いつかない実態が浮き彫りになった。長期投資家としては、政策支持だけでなく「収益性の補償メカニズム」が整備されるかを注視したい。プロジェクト構造の見直しや公的支援の形態に関心が向く状況だ。
出典元
Reuters – Mitsubishi Corp, others to withdraw from three offshore wind projects in Japan, Nikkei says (2025年8月26日)
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