小型株、静かに反撃開始 AI偏重を超えた潮目か

Axiosの記事によると、8月26日、大型ハイテク株が主導してきた米株相場に、小型株(時価総額20億ドル未満)がじわり参戦してきているとのことです。これは、金利引き下げ期待の高まり、景気再加速の兆し、不確実性の後退、最近成立した景気刺激策などが背景にあります。過去1年ではS&P600小型株は大型株に比べ12%劣後していましたが、投資家が分散を模索する流れの中で、ようやく調整局面入りしたようです。ただし、資金流動性の弱い小型株には調整局面での脆弱性もあり、今後の雇用統計が金利政策見通しを左右し、小型株の持続性を試す節目となるでしょう。アナリストは、小型株の中でも選別投資の重要性を強調しています。


小型株の反発は、過度に集中したAI寄り相場への陰りと、資金がリスク分散へ向かう可能性を示唆しており、個別株発掘の好機かもしれません。ただし、流動性の低さや割高懸念などもあり、私は慎重なスクリーニングが必要と考えます。小型株ETFやテーマ別セクターへの分散も一案です。

出展元:Axios, “The underdogs finally joining the market rally amid Big Tech’s dominance”, August 26, 2025.

リンク:https://www.axios.com/2025/08/26/stock-market-sp-500-interest-rates