日経平均株価は年初来で9%超上昇し、2025年8月には史上最高値である43,876円を記録した。しかし、ロイターが実施したアナリスト調査では、2025年末には42,000円付近への緩やかな下落が予想されている。上昇の背景には、コーポレートガバナンス改革や自社株買い、米利下げ期待によるリスク選好の回復がある。一方で、日米貿易合意の履行不透明性、日銀による政策転換、国内政局不安といったリスクも重なり、慎重な見方が根強い。
注目すべきは、過熱気味の日本株に対して「利確優勢」となる場面が今後増える点だ。特に外資系機関投資家は需給に敏感で、為替の円高反転や米国株との相対パフォーマンスを見ながらポジション調整に動く可能性がある。逆に、個別銘柄では資本効率の改善を進める企業に資金が集中する展開も見込まれる。
出典:ロイター「Japan’s Nikkei to ease off record peak as trade honeymoon fades」(2025年8月19日)
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