日本国内の高齢化と低成長が背景となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とみずほフィナンシャルグループが、欧米の資産運用会社との提携や買収を通じた運用ビジネスの拡大を進めていると、ロイターが8月25日に報じた。両者は合計で約1.3兆ドル(約180兆円)の運用資産を抱えており、クレジットやインフラファイナンスなどの分野で存在感拡大を図る。MUFGはロンドン拠点を強化し、みずほはプライベート資産運用会社との協業を視野に置いている。政府も日本をアセットマネジメント拠点に育成すべく後押ししており、国内金融のグローバル化加速が期待される。海外での収益源確保が国内市場の伸び悩みに対するリスクヘッジにもつながり、中長期投資家の注目を集める動きと言える。
資産成長が鈍化する国内市場に対し、海外への投資拡大は収益多角化に不可欠。特にインフラ・オルタナ資産へのシフトは、長期安定リターンの核となる可能性がある。
出典:ロイター「Mizuho, MUFG join race by Japan’s banks for money manager deals overseas」(2025年8月25日)
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