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2025年8月

機関マネーがETHへ移動—BTC優位の終焉を予感させる構造変化

「Hyperliquid経由で2億ドル超がETHへ。新たな資本の流れを捉える」 AInvestの記事(2025年8月31日)では、「Great Token Migration」として、ビットコインからイーサリアムへの資本移動が進行しており、特にHyperliquid経由で2億ドル以上の資金がETHにシフトしていると報じられています。BTC先物市場の停滞に対し、ETHはステーブルコインやDeFi、ス […]

金融市場の「金」と「ビットコイン」の役割分担を考える

「金 vs ビットコイン──分散投資に最適なヘッジ戦略を探る」 CoinDeskの記事(2025年8月31日)では、Bitwiseの調査責任者André Dragosch氏が、金とビットコイン(BTC)のヘッジ特性の違いを整理しています。同氏によれば、株式市場が下落する局面では金が最適なヘッジとなり、一方で米国債市場に圧力がかかる局面では、ビットコインが相対的に安定する傾向が見られるとのことです。 […]

予想外の連邦予算停止、買い場の可能性も?強気市場の裏を読む

「米政府閉鎖恐怖…しかし過去の株価推移はむしろ底堅い」 The Times(Seema Shah)は、米国の政府機関閉鎖(シャットダウン)の可能性が市場で懸念されているものの、過去の統計からみると、こうしたイベントは短期的には株価への影響が限定的であり、むしろS&P 500は若干上昇するケースが多かったと分析しています。過去10回のシャットダウンを振り返ると、多くは6〜12ヶ月後に強いパフ […]

関税にも負けない強さ|S&P500が見せる底堅い企業力

「関税ショック後も堅調続く米株、企業の収益底堅さが支える」 Barron’sは、2025年に入ってから株式市場が堅調に推移している背景には、関税の影響を和らげる企業の収益構造の強さがあると指摘しています。特にS&P 500は年初来で10%超上昇しており、賃貸や住宅価格の低下がインフレ圧力を緩和し、全体の価格上昇を抑制しているとの見方です。投資家たちは、関税によるインフレは一時的なものとみな […]

ビットコイン、25万ドル超も夢じゃない?衝撃予測の根拠とは

「サイクル理論が映す“次の山”へ、BTC上昇シナリオを冷静に検証」 ビットコイン(BTC)はこの1週間で11万ドルから107,500ドル付近にまで下落しました。しかし、SNS「X」でFrank Fetter氏は、過去の4年サイクル理論をもとに、今回のサイクルでは12月に最高値256,000ドルがあり得るとの大胆な予測を示しています。彼の分析では、過去2つのサイクル(2015–18年および2018– […]

“利下げ=株高”の罠?FRBの刺激過剰が長期リスクを伴う理由

「株価は最高値でも、FRBの刺激策は景気に過熱の危険を孕む」 MarketWatchは、FRBが利下げを行えば株式市場、特にS&P500はさらに上昇するだろうと指摘しています。記事では、年間20回目の史上最高値更新を果たした株式市場と、半導体大手Nvidiaの良好な決算がその背景にあると説明されています。一方で、労働市場やGDP、企業のキャッシュフローは堅調であり、FRBが「過剰な刺激」を […]

見えざる政策転換か:FRBは“慎重な利下げ”へ踏み出す兆し?

「インフレは止まらないが、弱さに着目しFRBが歩みを緩める可能性」 Axiosによれば、米FRB(連邦準備制度理事会)は景気や雇用の鈍化を注視しながら、インフレが安定しているにも関わらず利下げに向けて徐々に歩みを進める構えを見せている。特に、除く食品・エネルギーのコアPCEは前年比で2.9%と上昇を続けた一方、消費動向や雇用情勢が鈍化していることが、利下げ支持派の背景となっている。FRB理事のクリ […]

コアPCEの継続上昇、9月FRB利下げの可能性を引き寄せる?

「市場は“粘り強いインフレ”でも利下げ期待を捨てていない」 米国商務省による2025年7月の個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.6%上昇となり予想に一致した。食品・エネルギーを除くコアPCEは月間0.3%の上昇、前年比2.9%と前月から横ばいとなった。これらの数字は、FRB(米連邦準備制度理事会)が目標とする2%インフレを依然上回っているが市場の反応は落ち着いており、S&P500先 […]

「Banking 2.0」時代へ──ステーブルコインが銀行改革を席巻する?

「金本位制以来の革新?安定通貨がもたらす金融再構築とは」 学術リポジトリarXivに2025年8月15日付で掲載された論文「Banking 2.0: The Stablecoin Banking Revolution」は、ステーブルコインがゴールドスタンダード放棄以来の大規模な銀行システム変化をもたらす可能性を論じています。著者らは、ステーブルコインが安定性と詐欺抑止、国境を越えた統一的取引を提供 […]

シティグループ、ステーブルコイン関連サービスへ本格参入を模索

「シティグループ、安定の裏付けに参入?ステーブルコインで銀行大転換か」 ロイター(Reuters)によれば、2025年8月14日、シティグループはステーブルコインの裏付けとなる資産(米国債や現金)のカストディサービスへの参入や、デジタル資産の決済ソリューションの提供を検討していることが明らかになりました。これは、米国でステーブルコインの裏付け資産規制が整備され始めたことを背景とした動きと見られます […]